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学名 : Anomalops katoptron
生息地: 南太平洋の暖かい海
キンメダイ目ヒカリキンメダイ科

 

水族園で見られる発光生物

ウミホタル

エビやカニと同じ甲殻類のなかま。大きさは2~3 mmほど。びっくりしたときなど、青く光る液体を出す。

 

ヤコウチュウ

単細胞のプランクトンで、大きさは0.15~2 mmほど。刺激すると体が青く光る。

 

光る魚を観察しよう!

海の中には、光る物質を体の外に出したり、また体の一部分を光らせたりすることができる生き物たちがいます。

水族園の新しい展示「発光生物」コーナーで、一番大きな水そうをのぞいてみてください。青い光が、ピカピカ点滅しているのがわかります。これは、ヒカリキンメダイという魚の光です。

この魚は、とてもおくびょうで、水そうを光で照らすとおどろいて奥へ逃げてしまいます。そこで、光る様子をみなさんに観察してもらえるように、わざと水そうを暗くしています。

 

光のひみつ

水そうの中で光りながら泳いでいるヒカリキンメダイ

ヒカリキンメダイは、おもに南太平洋の暖かい海に暮らしています。

光っているのは、眼の下にある、半月形の大きな部分(発光器)です。この部分には光る細菌がすんでいて、青緑色に光っています。発光器の裏面は黒く、クルクルと反転させることで、光を出したり消したりします。

ヒカリキンメダイが光る理由は、よく解っていません。仲間と連絡をとるため、敵をおどろかすため、エサを見やすくするためなどの理由が考えられています。

水そうの中にエサを入れると、発光器が見える時間が少し長くなるようなので、サーチライトのように使っているのかもしれません。

生物の発する光は、熱を外に出さないので、エネルギー効率がとてもよい光とされています。

ヒカリキンメダイたちは暗い水そうの中で、わずかな光を有効に利用しながら、上手な省エネ生活をしているのかもしれません

 

かさいニュース

夜の水族園へようこそ!今年も開催!ナイトオブワンダー!

8月11日(金・祝)〜8月16日(水)の6日間、開園時間を3時間延長して、特別イベント「Night of Wonderー夜の不思議の水族園ー」を開催します。

水そうの照明を消し、魚たちといっしょに夜を迎えるこのイベントは、夜ならではの特別なガイドや、楽しいイベントもあります。ぜひご来園ください。

 

写真提供:公益財団法人東京動物園協会


東京都葛西臨海水族園

東京都江戸川区臨海町6-2-3
TEL.03-3869-5152

http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

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