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地震や火事、水害など、災害はいつどこで起きるかわからない。
9月の防災月間をきっかけに、家の中や外での危険な場所をチェックし、家族や友達、学校の先生と、防災について話し合ってみよう。
豊かな自然がキバをむくことも
私たちが暮らす日本は、起ふくに富んだ山や川があり、海に囲まれる自然豊かな国。
その自然は、多くの恵みをあたえてくれるけれど、いろいろな 条件が重なると、地震、洪水、津波といった災害としておそいかかってくることがある。
こういった災害を未然に防ぐこと、災害が起こったときに被害を最小限にくいとどめることを防災と呼ぶよ。みんなが学校で 行っている避難訓練も、防災の1つなんだ。
なぜこういった訓練をするのか、考えたことはあるかな?
これは、地震が起こったら机の下にもぐる、外へ出るときは頭を守るなど、正しい防災知識を忘れないようにするため。でも、災害は地震だけではないよね。
ゲリラ豪雨、突風、火災など、その種類は多く、いつどこで起こるのか、正確に予測するのは難しいのが現状 なんだ。
万が一を想定して、日ごろから 準備を
だからこそ、いざというときに備えておくことが大切。
家の中と外をぐるりと見わたすだけでも、多くの気づきがあるはず。「ベッドの側や高い場所に、重たい物やこわれやすい物が置いてあった!」「家具や家電をきちんと固定していなかった!」こういった所を直すだけで、災害時に身を守れる確率はぐんと高くなるんだ。
また、みんなの家の近所やよく行く所にも危険な場所がないか、家族や友達、地域の人たちと話し合っておこう。
急にやって来る災害には、正しい知識と 協力 が欠かせないよ。まずは、みんなで防災の知識を 共有することから始めてみよう。
地震
面が大きくゆれる地震は、主に、プレートと呼ばれる地球 の 表面をおおう固い岩の板が動くことで起きるタイプと、地面の奥深くにある割れ目がこわれてずれることで起きるタイプと、2つの種類に分けられるよ。
地震は予測が難しく、とつぜん起こるので、日ごろの 準備が大切!
防災のポイント
・家の中の安全な場所を考えよう
・家族の人と 集合場所を決めておこう
・災害用伝言ダイヤル「171」の使い方を知っておこう
水害
台風や 集中豪雨、より短時間でせまい範囲に降るゲリラ豪雨など、大雨にあう機会が増えているよ。
とりわけ、都市部では地表面が建物やほそう道路でおおわれているから、雨水が地中 へ浸透できず、河川の水位が 急激に 上昇 することも。いきなりの洪水や浸水に 注意しよう。
防災のポイント
・大雨のときはむやみに外へ出ない
・避難する際はひもでしめるタイプの運動ぐつをはこう
・道路が水につかっていたら、長いぼうを持って足元を確認
津波
地震の後に起こる津波は、地面のゆれではなく、海底の断層がずれることで発生するんだ。
風による高波とはちがい、津波は海の底から 表面までの水が押し寄せてくるため、高さ50cmでも大人は動けなくなり、そのスピードは時速800kmになることも!
防災のポイント
・地震のゆれは小さくても、津波を警戒しよう
・絶対に海を見に行かないこと!
・津波予報や警報が出ていないか、ニュースをチェック
火災
火山の噴火や自然現象 によって起こる火災もあるけれど、もっとも身近なのが 住宅火災。
そして、その原因の多くは“うっかり”によるもの。子どもたちだけでライターやマッチを使わない、コンロからはなれるときは必ず火を消すなど、おうちの人と防火ルールを話し合っておこう!
防災のポイント
・天井 に火が燃え移ったら避難の目安
・けむりの中は、できるだけ姿勢を低くしよう
・すばやく逃げ、外に出たら絶対に中へもどらないこと!
防災クイズにチャレンジ!
地震が発生したよ!!
01.ゆれているとき家にいたら、まず何をすればいい?
02.エレベーターの中にいたときの行動で正しいのは?
03.自宅にいられなくなったら、どこへ避難する?
04.地震のときの間違っている行動は?
新聞ふかふかクッション
防災グッズを作ってみよう
材料
新聞紙( 朝刊3日分)、ゴミ袋(1枚・45L)、セロテープ
新聞紙を1枚ずつ丸める。
左側のように力いっぱい丸めると、小さく固くなってしまうので 注意。
ふんわり丸めた新聞紙をゴミ袋につめていく。
写真の量 で 朝刊1日分。
新聞紙をつめ終わったら、空気を抜きながら、口を丸めて閉じ、セロテープでとめる。
完成!!
セロテープの上にマスキングテープを重ねると、かわいく仕上がるだけでなく、目印 となり、他の人のクッションと間違わない。
【防災クイズにチャレンジ!】の答え
01:C
02:C
03:B
04:D