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学名: Pongo pygmaeus
分布:ボルネオ島
霊長目ヒト科
木の上で暮らす動物の仲間
コアラ
学名:Phascolarctos cinereus
分布:オーストラリア
分類:双前歯目コアラ科
ムササビ
学名:Petaurista leucogenys
分布:本州、四国、九州
分類:ネズミ目リス科
樹上で暮らす最大の哺乳類
オランウータンは東南アジアにあるボルネオ島とスマトラ島にのみ生息する大型の類人猿です。類人猿には、チンパンジーやゴリラなどがいますが、木の上で一生のほとんどを過ごすのはオランウータンだけです。
木の上で暮らす動物の中ではもっとも大きく、メスは35~50㎏、オスは60~90㎏あります。基本的には単独で生活していますが、メスは子供が生まれたら6~9年かけて子育てします。育児中は次の子供を産まないため、出産間隔は哺乳類最長といわれています。

絶滅に瀕しているオランウータン
1900年代には32万頭いたとされている野生のオランウータンですが、現在は6万頭ほどしかおらず、このままでは絶滅すると言われています。その要因の1つは私達日本人にも関係あります。
オランウータンが住む森は90年代から次々に伐採され、〝アブラヤシ〟という木が植えられました。アブラヤシは少ない実から良い油がたくさんとれます。この油はパーム油と呼ばれ、日本でも多く利用されています。

みなさんが食べるお菓子などの成分表を見てみると、植物油脂と書いてあるのがすぐに見つかると思います。植物油脂とはパーム油のことで、この油の利用を少なくすることがオランウータンの森を守ることにつながります。自分には関係ない遠くの動物が減っているのではなく、身近な小さなことでも絶滅に繋がる、または守ることができることを知ってもらえたらと思います。
たまニュース
月間動物イベント開催中
今年5月5日に開園60周年をむかえた多摩動物公園。毎月テーマを変えてさまざまな動物の魅力をお伝えする月間動物企画を実施中。9月のテーマは〝木の上でくらす動物〟で、キーパーズトークやパネル展など、さまざまなイベントを開催します。イベント参加者には先着で動物観察が楽しくなる「動物観察カード」を配布します。
写真提供:公益財団法人東京動物園協会
東京都多摩動物公園
東京都日比野市程久保7丁目1-1
TEL.042-591-1611
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/