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耳にすることが増えたSTEM(ステム)教育という言葉。いったい、どういう意味で、どんな教育なんだろう? くわしく見ていこう!
STEM教育って何?
みんなは、STEM教育という言葉を知っているかな? STEM教育とは、サイエンス(Science)、テクノロジー(Technology)、エンジニアリング(Engineering)、マセマティクス(Mathematics)、それぞれの頭文字を取った言葉で、科学・技術・工学・数学の教育分野をまとめて、STEM教育とよんでいるんだ。
このSTEMの起源は1990年代のアメリカ。国際競争力を高め、科学技術人材の育成を目的とした教育政策としてスタートしたといわれているよ。そんなSTEM教育が、なぜ今、注目を集めているんだろう?
これには、ITや人工知能(AI)が広まったことと深く関わっているんだ。みんなのお父さんやお母さんが子どもだったころは、エアコンはスマートフォンで操作できなかったし、掃除機が家の中を勝手にきれいしてくれることもなかった。話しかけたら答えてくれるスマートスピーカーも、そもそも、スマートフォンもなかった。それが、今や、家の中をちょっと見渡すだけで、ITやAIを感じることができるようになったんだ。
将来のためのSTEM教育
それに、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたち65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就くだろう」というニューヨーク市立大学大学院センター教授キャシー・デビッドソンさんの発表もあり、STEM教育に注目が集まることとなったんだ。
ただ、STEM教育は科学技術やIT技術にすぐれた人材を作ることだけが目的ではなく、〝自分で学び、自分で理解していく〟ことが大切だとしている。それの手助けになるのが、ITやテクノロジー! こういった技術を活用することで、自分1人で調べたり、じっくり考えたりできるんだ。
言葉は難しいけれど、STEM教育で大切なことは、〝自分でふれて、試して、考えること〟。何だかできそうな気がしてきたね!
広がり続けるSTEM教育
STEM教育にいろいろな要素を足した、バリエーションが生まれているんだ。その一部を紹介するね。
STEAM(スティーム)
STEM教育にアート(Art)を足したもので、芸術で育まれる独創性や創造性で現実社会の問題に取り組み、解決する力を養うよ。
eSTEM(イーステム)
STEM教育に環境教育を足したもの。身近なことから地球規模まで、さまざまな環境問題を考え、より良い社会を作れる人材の育成を目指すよ。
GEMS(ジェムズ)
STEM教育に女性をプラスしたもの。世界的にSTEM分野に進出する女性の割合が少ないことから、女性を進出させるために作られたプログラムだよ。
STEM教育スクールSTEMONで行われている
STEM教育から生まれた “ステモン楽習(がくしゅう)法”
知識を重視した学習ではなく、モノ作りを通じて①〜③をくり返し、「想像する力」「表現する力」「問題解決する力」を養っていくよ。
① 知識を学ぶ
まずは講師から新しい知識を学ぶよ
② 作る
課題に沿って試行錯誤しながら制作をするよ
③ 試す
ゲームやプレゼンテーションをして仕組みを理解するよ
ステモン
TEL. 03-6915-1324
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