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5年生の後半から総合学習の時間を使い、“高円寺の街をよりよくしよう”という目標に向かって、さまざまなことに取り組んできた杉並区立杉並第八小学校6年1組の24人。これまでの活動や成果を報告し、協力体制をつくるための発表会が開かれたよ!
高円寺が盛り上がる夏の一大イベント
2019年6月15日(土)、杉並区立杉並第八小学校(以下:杉八小)の6年1組のみんなが、『高円寺阿波おどりと高円寺の街の課題とこれから』と題した発表を行ったよ。高円寺には東京の夏の風物詩の1つともいえる、“東京高円寺阿波おどり”という祭りがあるんだ。今年で第63回目を迎えるこの祭りでは、1万人の踊り手が通りを練り歩き、見物客はなんと約100万人!活気があり、盛り上がるお祭りだよ。

ただ、楽しいばかりではないんだ。祭りの翌日には、街のいたる所にごみの山ができてしまう。しかも、祭りで出たごみに混じり、長机や扇風機、冷蔵庫など、どこからか運ばれて来た粗大ごみの他、事業ごみや家庭ごみが、阿波おどり後のごみ回収をねらって捨てられているとのこと。これは“便乗ごみ”とよばれ、相当な量になるそうだ。そんな現状を少しでも良くしようと、杉八小の6年生が立ち上がったよ!

ふるさとのごみをほってはおけない!
杉八小のみんなは、街頭に出て、街の人の意識調査を行ったり、東京高円寺阿波おどり実行委員会安全対策委員の方に話を聞いたりなどして、ごみ問題の解決に取り組むことを決定。中でも、便乗ごみに焦点を当て、5つのグループに分かれて活動を始めたんだ。
そのグループとは、ポスターでごみ問題をよびかける「関係施設・校内配布グループ」、地域の掲示板や回覧板を活用する「ポスター&チラシグループ」、学校の近所の人にチラシを配る「ポスティンググループ」、この活動を広く知ってもらうためにマスメディアに連絡を取る「マスメディアチーム」、インターネットにも情報を載せる「インターネットグループ」の5つ。みんな、自分たちの活動をパワーポイントにまとめ、たくさんの大人の前で発表したよ。大人たちは、子どもたちの真剣な取り組みに大きな拍手を送り、協力を約束してくれたよ。エコチルも杉八小6年生の活動を応援していくよ! エコチル読者のみんなも、ごみの問題について、いま一度、考えてみてね。

杉八小6年生、ごみ問題へのこれまでの取り組み
東京高円寺阿波おどり実行委員会の方や町内会会長、昨年の6年生など、さまざまな人から話を聞き、自分たちにできることは何かと考えた結果、ごみ問題に取り組むことにしだんだって。その活動の模様の一部だよ。