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文部科学省の官民協働プロジェクト『トビタテ!留学JAPAN』。このプロジェクトでは、2020年までに高校生・大学生の海外留学者の倍増と1万人への支援を目指しています。プロジェクトの発案者で、運営を主導する船橋力さんに、これからの時代を生き抜く必要な力を聞きました。

 

ー『トビタテ!留学JAPAN』について教えてください。

『トビタテ!留学JAPAN』は、文部科学省が2013年10月より開始した留学促進キャンペーンです。2014年には、フラッグシッププロジェクトとして、『トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム』(以下「トビタテ」)がスタートしました。文部科学省と民間企業が協働し、世界で活躍できるグローバルリーダーを育成する国家プロジェクトです。

トビタテは、留学にかかる授業料や現地活動費用などを返済不要の奨学金でサポートする留学支援制度です。財源となる奨学金は完全に民間企業・団体・個人からの寄付でまかなわれます。

2020年までに日本人の留学を倍増させるという政府目標(2013年

6月の閣議決定)のもと、2020年までの7年間で、約1万人の高校生・大学生を派遣留学生として送り出す計画です。2019年8月の時点では、約7,800名のトビタテ生(本プロジェクトで奨学金を得た学生)を生み出しています。

ー留学の魅力、最も大きな学びは何でしょう。

日常的にチャレンジングな体験を自ら作ろうと思っても難しいでしょう。その点、海外に行ってしまえば、その時点でチャレンジせざるを得ません。

日本は、良くも悪くも、同じようなモノの考え方、志向の人が集まっています。海外に出ることで、世界の広さを知って、日本を知る。自分自身を問われるので、自分を知る。自分を知ると、自分の役割が見えてきますし、得意な部分を知れば、自信にもつながります。日本から出て、客観的に比較することで、自分を知り、それが、自己肯定感や自信につながるのです。 

 

ー未来の若者たちへ、メッセージをお願いします。

これからは若者の感性の時代だといえます。若者は自分たちの時代を作ることができるし、若者の感性の方が時代にマッチしているのです。ただ、本当に変化の激しい時代ですから、変化対応力が必要です。それには、失敗が大事。私は常に、〈答えは1つじゃない〉〈失敗おめでとう〉〈得意を活かそう〉の3つのキーワードを言い続けてきました。早めにたくさんの失敗をしておくことが経験となり、変化への対応力につながっていきます。

後は、好きなことにとことん熱中することです。これまでとちがい、どうでもいいことはロボットやAIがやってくれる時代になります。本当に好きなことにぼっとうしてください。好きでないことを適当にやっても決して身につきません。これからの時代は、〝やりたいことをやる〟ことが、実は、生きのびるすべでもあるのです。

 

お話をうかがった人

船橋 力さん
文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクトディレクター

幼少期をアルゼンチン、高校時代はブラジルで過ごす。上智大学卒業後、伊藤忠商事に入社、アジア等でODAプロジェクトを手がける。 同社退社後、2000年に株式会社ウィル・シード設立、代表取締役社長に就任、企業と学校向けの体験型・参加型の教育プログラムを提供。 2009年、世界経済フォーラムの Young Global Leaderに選出。

船橋さんの想いが本になったよ!

『トビタテ!世界へ』
船橋 力 著/240頁 1,500円+税
発行:リテル 発売:フォレスト出版

同書には、船橋氏がトビタテ!プロジェクトの始動になぜ関わることになったのか、立ち上げの詳細な経緯や、官民協働の苦労話、さまざまな人材とのつながり、トビタテ生の活躍事例、プロジェクトに込められた想い等が語られているよ。

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