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学名: Rhynochetos jubatus
生息地:ニューカレドニア島
ジャノメドリ目カグー科
~野毛山動物園の飛べない鳥たち~
カグーは生息地に天敵がいなかったため、空を飛ぶ必要がなくなりました。野毛山動物園には他にもペンギン、ダチョウなど飛べない鳥がいます。
冠羽を逆立てるのはいかくや求愛のサイン
「カグー」という名前を初めて聞く人も多いかもしれません。それもそのはず、ニューカレドニア島のみに生息しており、日本では野毛山動物園でしか展示されていない絶滅危惧種です。羽の色は青みがかった灰色で、くちばしと足の色はオレンジ、目は赤色をしています。カグーの特徴は頭についている冠羽で、いかくや求愛のときに逆立ててディスプレイをします。
野毛山動物園で飼育している2羽は、オス同士なので求愛のシーンは見ることはできませんが、えさをめぐっておたがいにいかくをするときや、飼育員が近付き過ぎると、このディスプレイをすることが多いです。
ちょっと変わったカグーの鳴き声
遠足の小学生が多く来園したとき、「ワン!ワンワン!ワン!」と2羽で大きな鳴き声を出していることがよくあります。野生では求愛のシーンでおたがいに鳴き交わすことが多いようですが、野毛山動物園の2羽は多くのお客様に囲まれると、何かアピールをしたくなるようです。
また、えさの時間になると「ジジジジージー」とラジオのノイズのような鳴き声を出すこともあり、声を聞いたお客さんには「何の音?」とおどろかれることがよくあります。なかなか鳴き声を文章でお伝えするのは難しいので、実際に見て、聞いて、魅力を感じてみてください。
のげやまニュース
動物園でもクリスマス!
今年もみなとみらいを望む高台に、クリスマスツリーが登場した「のげやまクリスマス」。12月21日(土)・22日(日)には、サンタクロースに変身した園長から、動物たちに特別なえさのプレゼントと、飼育員による特別ガイドを行います。くわしくは、HPにてご確認ください。
野毛山動物園
【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒220-0032
横浜市西区老松町63-10
TEL 045-231-1307
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/
写真提供:野毛山動物園