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キャリチル1月号の表紙に登場してくれた西野沙良さんは、ヴァイオリンが大好きな小学2年生。楽器屋さんの前を通った際、小さいヴァイオリンを見て一目ぼれ。6才からベルジムカ音楽教室でヴァイオリンを習い始めました。そのころは、コンクールに出場する同じ年くらいのお友達が演奏している姿を見て、感動しているだけでしたが、次第に自分も舞台で演奏することにあこがれ、コンクールに出場してみたいと思ったそうです。

そのためにも、日々の練習は欠かせません。「平日は2時間くらい練習しています。コンクールなどの本番前のお休みの日は、いつも以上にたくさんひいています。小さなところまでこだわって練習をしていくことはとても大変ですが、がんばって取り組んでいくと、大切なことをたくさん発見できます。それに、イメージ通りに弾けると、本当にうれしいんです」と、沙良さんは大きな笑顔を浮かべます。

たくさんの練習のかいがあって、第37回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 弦楽器部門 小学生の部で、沙良さんは見事1位に輝きました。「本番の前は、落ち着いて演奏できるように、お気に入りの子ねこのぬいぐるみを側に置いておきます。舞台では、物語をイメージしてひいているうちに、わくわく楽しくなってくるんです」と、沙良さんは言います。そして、うれしいこともあったそうです。「昨年の12月に、東京交響楽団の『こども定期演奏会』に“こども奏者”として出演することになったんです。あこがれのオーケストラといっしょに演奏でき、夢のような時間を過ごせました!」
最後に、ヴァイオリンの魅力を聞いてみると、「ヴァイオリンは、ひき方やそのときの気持ちによって音色が変わる楽器です。また、思った通りにひけると、気持ちが良くなって体が勝手に動き出すので、もう1人私がいるみたいに感じられます。そういった点が、ヴァイオリンのすごいところだと思います」と、沙良さんは口にします。そして、こう続けます。「今後も練習を続けて、ヴァイオリンでいろいろな曲を表現できるようになりたいです。あと、お友達がピアノを弾いていてかっこよかったので、ピアノもひけるようになりたいです。私は、歌うことも他の楽器も大好きなので、大人になってもずっと音楽を楽しんでいきたいです。」
本当に音楽が大好きな沙良さん。夢に向かって、がんばって!