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学名: Pan troglodytes
生息地:アフリカの中央部、西部の森林やサバンナ
霊長目ヒト科
アフリカ園で見られる仲間たち
チンパンジーの子育て
昨年、多摩動物公園で5年ぶりにチンパンジーが誕生しました。1頭目は4月30日生まれのイブキ(オス)、2頭目は8月25日生まれのプラム(メス)です。イブキの母親であるモモコは育児経験が豊富ですが、子育てに対して放任主義なところがあり、群れのメンバーにイブキを預けることがしばしば見られます。

一方、プラムの母親であるピーチは過去に育児放棄の経験があり、今回が初めての子育てです。慎重にプラムをだいており、少しでもプラムがはなれようとすると、すぐにだきかかえることが多いです。
同じ子育てでも、経験や性格によって子どもに対する接し方は変わってきます。
親子のきずな
チンパンジーはメスのみが子育てを行う動物です。離乳するまでに3~4年程度かかり、親子の関係は群れをはなれない限り強く残ります。子どもが大人になっても、共に行動している時間が多く、長い時間をかけて毛づくろいを行うなど、他のチンパンジーとの関係に比べると結びつきが強いです。

しかし、親子の関係性はそれぞれの親子によって異なります。例えば、子どもに自分のごはんをあげてしまう母親もいれば、子どもの物を取ってしまう母親もいます。親子を観察しているとさまざまな場面にそうぐうします。チンパンジーをご覧の際は、親子にもご注目ください。
たまニュース
干支の企画展が始まっています
今年の干支はネズミ! ということで干支にちなんだ企画展『ちゅう げっ歯類展~むちゅうになるおもしろいなかまたち PART2』を行っています。ネズミの仲間であるげっ歯類のことを「ちゅう学校」で学んでください。音楽室、体育館、保健室など、いろいろな教室がありますよ。みなさん、そのおもしろさに〝むちゅう〟になることまちがいなしです。
写真提供:公益財団法人東京動物園協会
東京都多摩動物公園
東京都日比野市程久保7丁目1-1
TEL.042-591-1611
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/