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日本ではあまり感じないけれど、世界各国で年々深刻化している水の問題。いったい何が起こっているのかな? 早速、見ていこう!

想像以上に少ない私たちが利用できる水

地球上には、約14億k㎥もの水があるんだ。でも、私たちがその水全てを利用できるかというと、そうではないよ。

というのも、地球上の水の約97.47%は海水で、人の利用には適していないから。さらに、残りの約2・53%の塩分をふくまない水(淡水)の大部分も南極と北極の雪と氷や、地下800mよりも深い地点にある地下水と、手軽には使えない水。結局、私たちが利用できる水は、地球の水資源のたった0•01%のみ。これは想像していた以上に少ないぞ!

水不足に拍車をかける問題はたくさん

国際連合が発表した『世界人口推計2019年版』によると、世界の人口は2019年の77億人から2050年には97億人へと増えることが予測されているよ。そう、人口が増えれば、使われる水も増える!

経済協力開発機構によると、2000年から2050年の間に水需要が全体で55%増加し、水不足にみまわれる河川流域の人口は、39 億人(世界人口の40%以上)になる可能性もある、と予測されているんだ。なかでも、新興国の経済成長や地球温暖化による異常気象、砂漠化、水質汚染などによって、西アジアや北アフリカを中心とした深刻な水不足が心配されているよ。

水は限りある資源。水不足による食糧危機、紛争、汚染など、他の国の問題ではなく、地球全体の問題としてとらえてみてね。そして、水を大切に使うにはどうすればいいのか、みんなで考えてみよう。

世界各地では水をめぐった争いが起きている!

水をめぐる争いって何なのかな?その一部を見ていくよ。

国と国がとなり合っている場所では、“水の所有権の問題”、“水資源開発と配分の問題”、“上流地域で汚染物質が排出されたことで引き起こされる下流での問題”など、水をめぐってさまざまな争いが起きているよ。日本ではあまりなじみがない水紛争だけど、世界的に考えていかなくてはいけない問題なんだ。

多い?少ない?私たちが1日に使う水の量

私たちが1日に使う水の量はどれくらいで、何にたくさん使っているのか知っておこう!

調理、洗たく、おふろなどの家庭で使用される水を“家庭用水”、オフィス、飲食店、ホテルなどで使用される水を“都市活動用水”とよび、これらをあわせて“生活用水”とよんでいるんだ。生活用水の使用量は少しずつ減ってきているけれど、水は限りある資源。節約を心がけていきたいね。

ちょっとした工夫で水は節約できる!

トイレの大小レバーをきちんと使い分ける

大レバーにくらべ、小レバーは水量が約2L少なくなるよ。こまめにレバーを使い分けよう。

歯みがきのときはコップで口をすすぐ

歯みがきの際に水を流しっぱなしにするのをやめれば、30秒間で約6Lの水が節約できるよ。

シャワーはこまめに止める

一般的にシャワー約3分間で36Lの水を使うんだ。シャワーを使う場合は、こまめに止めるか、できるだけ短時間ですませるようにしようね。

おふろの残り湯を洗たくに再利用

おふろの残り湯を洗たくの“本洗い”に再利用することで、1回あたり約90Lの水が節約できるんだ。すすぎが1回でOKの機能性洗剤も組み合わせると、より効果的だよ。

食器はため洗いをする

流しっぱなしの場合、5分間で約60Lの水を使用しているんだ。水をためて洗えば20L程度で済むよ。また、最近の自動食器洗い器では、流し洗いよりもかなり少ない水で済むようになっているよ。

洗たくの回数をなるべく減らす

洗たく機にもよるけれど、1回の使用で80~150L程度の水が必要となるよ。そのため、ある程度まとめて少ない回数で済ませよう。くつ下や下着などの小物類なら、おふろのついでに手洗いするといいね。

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