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ロコモは大人にしか関係がないと思われがちだけど、実は、子どもにも増えてきているんだ。ロコモになると、何が困るんだろう? 知らないことが多い『子どもロコモ』をくわしく見ていくよ!

子どもロコモって何だろう?

いそがしくて運動する時間がない、昔に比べると、生活が便利になって体を動かす機会が少なくなった今、「子どもロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)」が増えているよ。 ロコモとは、年れいと共に骨や関節などの運動器 の働きがおとろえ、立つ、歩くといった移動する動きがしにくい状態のことをいうよ。これに対し、「子どもロコモ」は、体がかたい、バランスが悪い、反射神経が良くないなど、子どもの運動器の働きが低下している状態のことをいうんだ。

(資料)独立行政法人日本スポーツ振興センター「学校の管理下の災害ー基本統計ー」各年を集計

子どもロコモだとうれしくないことばかり

 まずは、下の「子どもロコモチェック」をしてみてね。

あなたは大丈夫? “子どもロコモチェック” をしてみよう!

片足立ちがふらつかずに5秒以上できない

両手を広げて、片足で立ってみよう。5秒以上できたらOK。左右両方で試してね。

途中で止まったり、後ろに転んだりなどしゃがみこめない

しゃがんでみよう。足の裏をゆかに着けて、後ろにたおれないでしゃがめるかな?

かたがまっすぐ上(垂直)に上がらない

両手をまっすぐ上に上げてみよう。垂直に上げられるかな?

体の前屈で指がゆかにつかない

ひざをのばしたまま、楽に指がゆかに着くかな?

子どもロコモの状態だと、

・姿勢が悪く、つかれやすい
・肩こりや腰つうがある
・転んだときに手が出ず、顔をぶつけてしまう
・骨折しやすい

など、うれしくないことがたくさんあるんだ。でも、チェックが付いてしまっても、改善できるから安心してね。

改善ポイントは、良い姿勢を身に付けることと、肩関節と股関節を動かしてやわらかくすることだよ。

下のイラスト「良い姿勢を身に付けよう!」と、「体を動かしてロコモを予防しよう!」の運動を参考に、おうちの人といっしょにやってみてね。そして、運動を続けることも大切だよ。

良い姿勢を身に付けよう!

かかと、おしり、背中、頭が全てかべに付く形になるよ。

すねと太もも、太ももと背骨の形が直角になるよ!

体を動かしてロコモを予防しよう!

いつもの生活に取り入れやすい、ロコモ予防の運動を紹介していくよ。おうちの人もいっしょにやってみてね!

遊びとスポーツでトレーニング

おにごっこ、なわとび、ボール遊び、ジョギング、すもうなどがおすすめだよ

ポイント
・1週間に2日は、30分以上の遊びやスポーツを行うように心がけよう!
・1つの種目にこだわらず、なるべくたくさんの種類の運動を行おう!

“ちょこトレ”をしよう!日常生活の中でちょこっとトレーニング

1.片足立ちで歯みがき

毎日の歯みがきを片足で行うよ。支えている足と体幹が曲がらないように注意してね。1分ごとに支えている足を変更して、1分間維持するのを目標にしよう!

2.しゃがんでシャンプー

おふろでかみを洗うとき、いすを使わずにしゃがんで行うよ。足のつま先を正面に向け、かかとがうかないように注意してね。

3.タオルで背中をゴシゴシ

背中を洗う際にタオルを使用して、なるべく上下に大きく背中をこすろう。20回ゴシゴシこすったら、反対の手でも同じように行うよ。左右の肩の動く範囲に差ができないように注意してね。

おふろ掃除やゆか掃除などのお手伝いには、手足の関節をたくさん動かし、柔軟性や筋力をきたえる要素がたくさんふくまれているよ。お手伝いをしながら、運動機能を高めよう!

 

ここから >>> 子どもロコモ体操」の動画が見られるよ!

 


参考資料:認定NPO法人全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 『健康な体作りのための子ども処方箋』『子どもロコモ読本』『からだの柔軟性やバランス能力を改善するために〜運動不足による柔軟性やバランス能力の低下を改善するために、日頃から運動の機会を増やすようにしましょう~』

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