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生活をしていると出てしまうごみ。これをゼロにするのは難しいけれど、ちょっとした工夫や気付きで、少なくすることはできるよ。何をすればいいのか、早速見ていこう!

3Rと5Rについてきちんと知っておこう

環境省の発表によると、平成29年(2017年)度におけるごみの総排出量は4,289万tと、東京ドーム約115杯分にもなるんだ。これを1人1日当たりのごみ排出量に換算すると920g。4人家庭なら、1日で約4kgものごみを出していることになるよ。

2016年度とくらべると、ごみの総排出量は28万t、1人1日当たりのごみ排出量も5g少なくなっているんだ。ただ、5gは小さじ1杯分。減ったのは素晴らしいことだけれど、もう少し減らせる気がするよね。

そこで、大切になってくるのが3Rだよ。この3Rとは「リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)」の3つのRの総称で、限りある資源をむだにしないためのキーワードでもあるよ。この3Rに、「リフューズ(Refuse)」と「リペア(Repair)」を加え、〝5R〟のキーワードで、ごみをできるだけ出さない社会を目指している自治体も多いんだ。

なぜごみについて考えなくてはいけないの?

これまで私たちは、たくさんの物に支えられた、便利で豊かな生活を送ってきたよ。でも、その結果、地球上の限りある資源やエネルギーは大量に消費され、環境破壊やごみの大量発生、廃棄物処分場の不足など、さまざまな問題に直面することになってしまったんだ。

また、地球上の限られた資源をこのまま使い続けると、ごみが増えて世の中はごみだらけになってしまうね。しかも、物を作ったり、物を燃やしたりするときに発生するCO2は地球温暖化の原因の1つともいわれているよ。

だからこそ、毎日の暮らしから、ごみを減らしていきたいね。

 

よく耳にする「5R」って何だろう?

リデュース【Reduce】 発生抑制

物を大切に使うことでごみを減らし、そもそもごみを発生させないこと。

例1:マイボトルやマイカップを使用する。 
例2:つめ替え用の製品を選ぶ。

リユース【Reuse】 再利用

使える物はくり返し使うこと。

例1:フリーマーケットやリサイクルショップを利用する。
例2:不要になった物をゆずり合う。

リサイクル【Recycle】 再生利用

ごみを資源として再び利用すること。

例1:ごみを正しく分別する。
例2:ごみを再生して作られた製品を利用する。

リフューズ【Refuse】 断る/拒否

ごみになる物を断ること。

例1:マイバッグを持参してレジ袋を断る。
例2:必要がない物は無料だからともらわない。

リペア【Repair】 修理

物を修理して使うこと。

例1:壊れたおもちゃを修理して使う。
例2:ズボンが破れたら、あなをぬってはく。

平成29年度  1人1日当たりのごみ排出量は920g!!
リデュース(1人1日当たりのごみ排出量)取り組みの上位10市町村

発表:環境省 資源再生・資源循環局

ごみが少ない市町村は、こんなことを行っていた!

環境省が発表した、ごみ排出量が少ない上位10市町村の“ごみの減量・リサイクル”の取り組みを調べたよ。ごみを少なくするヒントが満載!

ごみ排出量が少ない上位10市町村における 
ごみの減量・リサイクルの取り組み★ベスト10★

1 コンポストの推進
2 マイバッグ持参運動
3 小型家電のリサイクル
   食品ロスに取り組む店の認定と紹介
     生ごみ3きり(使いきり・食べきり・水きり)運動
     ごみ袋を自治体指定の物にする(ごみ袋の有料化)
7   キャラクターを使ってごみ減量をPR
     家具・おもちゃなどのリサイクル
9   レジ袋の有料化
     使用済み食用油からバイオディーゼル燃料を精製

一番多かった取組はコンポスト!

コンポストとは、微生物や菌の力を利用して生ごみを堆肥(肥料)に変えることができる“生ごみ処理機”のことだよ。コンポストはダンボールや衣装ケース、植木ばちなど、身近な物を使って手作りすることもできるんだ。半年ほどで完成するよ。

 

もっとごみを少なくしよう!
今日からできる工夫を紹介!

工夫1 つめ替え商品を利用する

容器がくり返し使えるので、プラスチックごみが大幅に減らせるよ。

工夫2 生ごみをひとしぼりする

生ごみをひとしぼりするだけで、重さが約10%も減らせるんだ。しっかりしぼることで、いやなにおいを防ぐこともできるよ。

工夫3 レジ袋・過剰包装を断る

大型レジ袋1枚を断っただけでは、10gのプラスチックごみの節約にしかならないけれど、それを1年間続ければ、3.6kgのプラスチックごみが減らせ、原油は約6.7Lの節約となるよ。

工夫4 試供品など、必要がない物はもらわない

必要がない物や使わない試供品はごみになりがち。無料だからともらわず、必要がないなら断ろう。

工夫5 ばら売り・量り売りを利用する

ばら売りや量り売りを利用することで、トレーやポリ袋など、余分な包装が不要になるよ。

工夫6 ごみの分別を徹底する

紙類やプラスチックの分別を徹底すると、ごみをもっと減らせることが分かっているよ。特に雑がみと呼ばれる紙類は捨てられやすいから、注意が必要だよ。

工夫7 残さず食べる

食べ残しはごみになるから、残さず食べることはとっても大切。ただ、無理をして食べ過ぎないようにね。

工夫8 レンタル品の利用を考える

1度しか使わない、少しの期間しか使わないなど、そこまで必要がない物は、レンタルを検討してみてね。

もっとごみを知ろう!リサイクルクイズ

Q1 再生できない紙はどれ?

(ダンボール・使い終わったノート・きらきらしたおり紙)

Q2 日本人1人あたりが、1年間で使う紙の量は?

(約100kg・約150kg・約200kg)

Q3 家庭から出るごみの中で、容器包装ごみはどれくらいの容積をしめている?

(約3割・約4割・約5割)

Q4 ワイシャツを1枚作るには、500mlのペットボトルが何本必要?

(約4本・約5本・約6本)

Q5 日本人1人あたりが、1年間で何本のアルミ缶を使用している?

(50本・85本・135本)

Q6 3RのRの意味は、リサイクル、リユース、もう1つは?

(リブート・リデュース・リピート)

Q7 リサイクル率99%の物って何?

(自動車・電車・自転車)

【答え】
Q1. きらきらしたおり紙
Q2. 約200kg
Q3. 約5割
Q4. 約5本
Q5. 135本
Q6. リデュース
Q7. 自動車

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