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学名: Ciconia boyciana
生息地:東アジア・東ヨーロッパ
分類:コウノトリ目コウノトリ科
不忍池で見られる鳥たち
モモイロペリカン
学名:Pelecanus onocrotalus
分類:ペリカン目ペリカン科
生息地:アジア・ヨーロッパ・アフリカ
オオワシ
学名:Haliaeetus pelagicus
分類:タカ目タカ科
生息地:東アジア
コウノトリは赤ちゃんを運んでくる?
コウノトリが赤ちゃんを運んでくる、といわれている理由はいろいろな説があります。その1つ、ドイツの言い伝えを紹介します。
「子どもを授からずなやむ夫婦の家のえんとつに、ヨーロッパに生息するコウノトリの仲間・シュバシコウが巣を作りました。夫婦はその巣のことを思い、えんとつにつながっている暖炉などを使わないようにしました。おかげで鳥たちはえんとつの上の巣で無事に子育てを終え、旅立って行くことができました。旅立つ鳥たちを見送った後、夫婦は念願の子どもを授かりました。」
このシュバシコウとコウノトリが同じ仲間のため、日本でもこの言い伝えが広まったようです。

もう一度、日本の空へ
ニホンコウノトリは主に高木に巣を作り、田んぼなどで魚、カエル、ザリガニ、バッタなどを食べて暮らしていました。しかし乱獲や高木の切り倒し、田んぼの農薬使用による生息環境の悪化などで1971年にその姿を消しました。その後、もう1度日本に野生のコウノトリを復帰させようと、さまざまな取り組みが行われています。現在も毎年、兵庫県や千葉県、福井県などで放鳥(飼育した鳥を自然に放つこと)が行われ、その繁殖も確認されています。今では国内で100羽を超えるコウノトリが野生で生息しています。
もしかしたら、放鳥された鳥があなたの住んでいる街にも来ているかもしれません。見つけたら、そっと見守ってくださいね。
うえのニュース
37年ぶりにキリンの子どもが生まれました!
2月2日(日)、当園では37年ぶりにキリンの子どもが生まれました。母親にとって初めてのお産で、残念ながら子どもを受け入れなかったため、飼育係が世話をしています。生まれた直後で164㎝の高さがありましたが、さらにぐんぐん成長中。体重は生後1か月半で約2倍に増えました。
写真提供:公益財団法人東京動物園協会
恩賜上野動物園
東京都台東区上野公園9-83
TEL.03-3828-5171
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno