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学名: Lophura edwardsi
生息地:ベトナム
分類:キジ目キジ科

コサンケイと同じキジ科の仲間たち

キジ
Phasianus versicolor
生息地:日本
東園 キジ舎で見られる。

マクジャク
Pavo muticus
生息地:東アジア、東南アジア
東園 テナガザル舎で見られる

 

ベトナムの希少な鳥

コサンケイはベトナムの森に生息するキジの仲間です。

オスはきれいな青色でとても派手ですが、メスは茶色くあまり目立ちません。雌雄で見た目が大きくちがうのは、キジの仲間の多くに見られる特徴です。

上野動物園では人気の高いトラの展示場のとなりにいるため見過ごされがちですが、絶滅危惧種に指定されているとても希少な鳥です。森林の減少や密猟などにより野生では2000年を最後に見られなくなっています。

手前がオス、奥がメス

5年ぶりにヒナ誕生

そんな希少な鳥コサンケイのヒナが、今年6月に4羽ふ化しました。

ヒナはふ化してすぐに歩き、エサも自力で食べます。これは、コサンケイが危険の多い地上で生活しているからです。木の上などとちがい、敵の多い地上では、ヒナも自力でにげなければなりません。今回ふ化したヒナたちもすぐに両親のまわりを元気に歩きまわっていました。

親鳥も大切なヒナたちを必死に守ります。私たち飼育係でさえもヒナに近づくと、親鳥たちは羽を広げて激しくいかくしてきます。特にオスの迫力はすさまじく、思わず後ずさりしてしまうほどです。

ヒナの成長はあっという間で、生まれてからすぐに飛ぶための羽が生え始め、わずか2週間ほどで、飛び始めました。

今年生まれのヒナ(生後2日目撮影)

うえのニュース

マクジャク オスのころもがえ

クジャクの目玉もようのような派手な長い羽は、メスにアピールするためのもの。その時期が終わるとその長い羽はすべてぬけてしまいます。上野動物園のマクジャクも8月までにほとんどぬけて、いつもとくらべて身軽な姿に。ぬけた羽は冬にはまた生えそろうので、今の時期しか見られない姿です。

 


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

恩賜上野動物園
東京都台東区上野公園9-83
TEL.03-3828-5171
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno

 

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