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学名: Spheniscus humboldti
生息地:南アメリカ太平洋沿岸
ペンギン目 ペンギン科
親鳥は協力して子育てをし、鳴き交わしてきずなを確かめます。幼鳥が親鳥と同じ模様になるには2年以上かかります。
かわいいだけじゃないんだぜ
フンボルトペンギンは南米の太平洋沿岸を流れるペルー海流沿いに暮らしています。ペンギンは極地などの寒い所にいるイメージが強いですが、フンボルトペンギンはサボテンが生えるような乾燥した場所で暮らす温帯ペンギンの仲間です。
とてもかわいい姿をしていますが、約9,000種類いる鳥の中で、過酷な海の環境に最も適応したスーパーバードなのです。ぽっちゃり体形は、冷たい海の中でえさを追って何時間泳いでも体温が保てるよう、厚い脂肪でおおわれているため。陸上ではよちよち歩きでも、海に入れば、一瞬で魚をつかまえて頭から丸飲みしてしまいます。その姿は野生動物のたくましさにあふれています。

ペンギンはたくさんいる?
日本では水族館や動物園に行けば気軽にペンギンに出あえるので「ペンギンはたくさんいる」と思っている人が多いかも知れません。
しかし、野生でのフンボルトペンギンは、ペンギンの中でも特に絶滅のおそれが高い種類です。生息地の減少やえさとなる魚の乱獲に加えて、近年では大雨で卵やヒナが流されたり、海水温の上昇によって魚がとれなくなったりしているからです。この記事が、人間とペンギンが仲良く暮らしていくために、私たちができることを考えるきっかけになればうれしいです。

ズーラシアニュース
村田園長のとっておき写真展
ホッキョクグマの水中ビューで開催されるパネル展。村田園長が園内で撮影した「とっておき写真」の展示と、おすすめの撮影ポイントや動物の見どころもあわせて紹介します!入園した方なら、だれでもご覧いただけます。園長の撮影ポイントを参考に動物たちのベストショットをねらってみてください!
写真提供:よこはま動物園ズーラシア
よこはま動物園ズーラシア
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