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人や車が多く、ビルやアスファルトに囲まれた都会は、排出される熱そのものが多いのに加え、その熱がにげず、気温が高くなりがち。そこで、注目されているのが、植物を植える〝緑化〟だよ。緑化をすると、どんな良いことがあるんだろう? 早速、見ていこう!

なぜこんなにも暑いの?

今や、夏日どころか猛暑日が当たり前となってしまった日本。この100年で日本全体の平均気温は約1℃、東京都では約3℃も上昇しているんだ。

東京都のような都会は緑が少なく、ビルや道路が多いから、太陽の熱でコンクリートなどがとても熱くなってしまうよ。その熱は、熱いまま大気中に放出され、夜になっても気温はなかなか下がらず、自動車やエアコンなどから出される熱も多いため、都市の中心部は気温が余計に高くなってしまうんだ。このように、都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことを、ヒートアイランド現象と呼んでいるよ。

このヒートアイランド現象を少しでも和らげようと、注目されているのが緑化なんだ。緑化とは、建物の屋上や壁面、公園などに草や木といった植物を植えること。東京都では2001年から条例で1000㎡(公共施設は250㎡)以上の敷地に建物を建てる際に、緑化を義務付けているよ。

おうちでもできる緑化

この緑化は、大きな施設や街単位だけではなく、みんなの身近でもできるものだよ。代表的なのが、ゴーヤや朝顔、キュウリなどで緑のカーテンを作ること。今年の夏、緑のカーテンが役に立ったおうちは多いかもしれないね。他にも、ベランダや窓辺に観葉植物を置いたり、プランターや花だんで野菜やお花を育てたりなど、緑を身近にする方法はたくさんあるよ。

また、少しの植物でも熱を利用してくれるため、体感温度が変わってくるんだ。ぜひ、おうちでも植物を育てたり、置いたりしてみてね!

緑化はこんなところで行われているよ!

街中でよく目にする緑化されている場所を紹介するよ。みんなのおうちの近所にもあるかな?

建物の屋上・壁面に緑を植える

屋上や壁面が緑化されていると、建物内への熱の浸入をおさえることができ、エアコンの効率が良くなるんだ。その結果、温室効果ガス(CO₂)の排出をおさえることができるよ。

学校の校庭を芝生にする

校庭を芝生にすると、ダスト舗装(都内の小・中学校の校庭に多い石灰岩砕石粉による舗装のこと)に比べて、8.3℃も地表面の温度が低かったそうだよ(2005年8月17日 東京都環境科学研究所測定)。

公園に木を植え、ビオトープなどを設置

ヒートアイランド対策の他、緑があることで、レクリエーションの場となったり、リラックス効果を得たりもできるんだ。また、生物生息地の保全の意味合いも大きいよ。

街路樹を植える

街路樹は夏の日差しを和らげて、周囲の気温上昇をおさえるだけでなく、車と歩行者をきちんと分ける交通安全の面や、火災時に火が燃え広がるのを防ぐ効果もあるよ。

緑化にはこんな効果もある!!

緑化には、ヒートアイランド現象を和らげる以外にも、こんな効果が期待されているんだ。

大気汚染を和らげる

植物には、大気中のCO2だけでなく、二酸化窒素(NO2)や空気中をただよっている大気汚染物質などを吸収・吸着し、大気をきれいにしてくれる効果があるよ。

災害の防止につながる

植物や土壌には水をたくわえる力があるんだ。そのため、ゲリラ豪雨のような大雨が降っても、河川への流入量が急激に増えるのを防ぎ、洪水の発生防止にも役立っているよ。

生物多様性や生態系を守る

植物がいろいろな場所にあることで、あちらの植物からこちらの植物へと、生物の行動領域が広がり、野生鳥獣魚類の保護につながるよ。また、さまざまな生物が訪れてくれれば、生物多様性にもつながるんだ。

生活にうるおいや安らぎをあたえる

緑があることで、近所の人が集まるいこいの場になったり、気分がしずんでいる人は元気になれたりするよ。また、緑を育てることでも、高いリフレッシュ効果が期待できるよ。都会に暮らす子どもたちには、自然にふれる良い機会にもなるね。

 

気象庁「ヒートアイランド現象」 
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/index.html
環境省「温室効果ガス排出抑制等指針」 
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/gel/ghg-guideline/business/measures/view/73.html

 

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