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1年で最もエネルギーの使用量が多くなる冬。実は、省エネを実践しやすい季節でもあるんだ。 そこで、省エネをしながら暖かく快適に過ごせる工夫を紹介していくよ。
省エネをする理由って?
省エネという言葉をよく耳にするけれど、みんなは省エネの意味を知っているかな? 省エネとは省エネルギーを短くした言葉で、毎日の生活の中で使っている、電気やガスといったエネルギーを効率的に使うことをいうよ。がまんや無理をしてエネルギーを節約するのではなく、むだなく、上手に使うことなんだね。
省エネが大切だといわれている背景には、大きく2つの理由があるよ。1つ目が、電気やガスの元となっている石油や天然ガス、石炭などの資源が、将来、地球からなくなってしまうといわれているから。世界中でエネルギーが不足し、今のような便利な生活ができなくなってしまうかもしれないんだ。
冬は省エネしやすい!?
もう1つが、地球の気温が上がる地球温暖化の問題。地球温暖化の影響により、世界各地で超大型台風や干ばつ、洪水など、さまざまな気候変動が引き起こされ、その原因といわれる温室効果ガスの中で代表的なものがCO2なんだ。このCO2は石油や天然ガスなどを使うことで排出される。つまり、省エネに取り組むことは、CO2の排出を少なくすることにつながり、地球温暖化対策にもなる!
さらに冬は、お風呂にゆっくりつかる、体が温まるものを食べる、普段より1枚多くはおる、カイロを利用するなど、ちょっとした工夫で体を温められるから、電気を使って室温を上げ過ぎる必要がなく、省エネをしやすい季節でもあるんだ。昨年よりも厳しい寒さが予想される今年の冬、ちょっとした工夫で省エネを心がけながら、快適に過ごそうね。
\たったこれだけで!?/ 少しの行動で省エネができる!
冬の省エネに欠かせないのは、暖房などによるエネルギーの消費を減らすこと。実は、ちょっとしたことで減らせるんだよ。
冷蔵庫の設定温度を「弱」に変えよう
冬は室温が低くなるため、冷蔵庫の設定温度を「弱」にしよう。「強」に比べると庫内温度は高くなるけれど、食材の保存に適さない温度ではないよ。
照明をLEDの照明にしよう
照明を白熱電球からLED照明に変更すると、省エネ、照明自体が長寿命、電気代が得になる他、スイッチオンですぐに明るい、オン・オフのくり返しに強い、虫が寄り付きにくいなどのメリットもあるよ。
お湯の使い方を見直そう
水温が低い冬の方が、夏よりも多くのエネルギーを使うんだ。そのため、お湯の設定温度はなるべく低くし、お湯の流しっぱなしにも注意! また、お風呂は追いだきや自動保温をなるべくしないように、家族が続けて入り、短時間でも風呂のふたを閉めようね。
火加減と調理時間をチェックしよう
コンロの炎がなべの底からはみ出ないよう火加減をチェック! 圧力なべを使うと調理の時間が短縮でき、省エネにつながるよ。また、食材を加熱した後に、熱をのがさないように布などで包んで料理を仕上げる“保温料理”も省エネと時短になるよ。
さらなる工夫で もっと “ぽかぽか” に!!
少し工夫するだけで、より暖かくなるよ。どうやればいいのか、具体的に見ていこう!
冷たい場所がなくなるよう、効率良く使う!
- こたつ布団にはぶ厚いものを使用する
- こたつには上がけとこたつ敷布団も使う
- 窓付近に暖房器具を置き、窓からの冷気を防ぐ
- 断熱マットを敷いて、床側に熱をのがさない
- フィルターを掃除する
熱をのがさず、冷気を入れない!
- ガラスに断熱シートをはる
- カーテンを厚手にし、床に届く長さにする
- 1つの部屋に集まって一家団らん
- 扇風機を天井に向けて回す
3つの首(首・手首・足首)を温める!
- 厚手のくつ下をはく ・ハイネックの洋服を着る
- ネックウォーマーやマフラーを活用
- カーディガンをはおる
- 機能性インナーを着る
- ひざかけやブランケットを使う
[参考]経済産業省 資源エネルギー庁「省エネって何?」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/what/