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アツモリウオ
学名: Hypsagonus proboscidalis
生息地:北日本、日本海、オホーツク海など
分類:カサゴ目トクビレ科
「深海の生物 トピック水槽」で展示している生き物たち
カイメンホンヤドカリ
サラサガジ
小さな武将!?
アツモリウオはトクビレという魚のなかまです。変わった名前は「平家物語」に登場する、平安時代の武将「平敦盛」が由来といわれており、大きく広がった背ビレと胸ビレはなんとも迫力があります。展示している「深海の生物 トピック水槽」では、背ビレを立ててじっとしていることが多く、あまり動き回りません。しかし、じっくり観察していると胸ビレと腹ビレ、それにしりビレを器用に動かし、ジリジリとはうように移動する様子が見られます。
調査船「若鷹丸」での採集
このアツモリウオは、水族園と協力関係にある国立研究開発法人 水産研究・教育機構の調査航海で採集されました。2020年6月に行われた調査船「若鷹丸」による底曳網(トロール)調査には、水族園スタッフが同行して展示用の生き物を採集しました。8日間の調査では、海底で暮らすヤドカリやヒトデ、イソギンチャクなどの生き物が観察されました。展示しているアツモリウオは、青森県八戸沖の水深約90mと約135mの地点で網に入りました。
トピック水槽に注目
深海は、いまだ調査が行われていない海域も多く、生態が明らかになっていない生き物たちがたくさんいます。「深海の生物 トピック水槽」では、今後も水族園がおすすめする深海の生き物を紹介しますので、ぜひご期待ください。
かさいニュース
オウサマペンギンのヒナが屋外展示場に登場!
8月22日(土)にふ化したオウサマペンギンのヒナが、11月12日(木)から屋外の展示場に登場しました。初めて外に出たときは不安そうな様子でしたが、今では1羽で動き回ることも多く、両親だけでなく他の成鳥とも過ごす姿が見られます。ヒナ特有の茶色い羽や、親にエサを要求するときの鳴き声などを観察できるのは今だけ!
※天候などにより、展示を変更する場合があります。
写真提供:公益財団法人東京動物園協会
東京都葛西臨海水族園
東京都江戸川区臨海町6-2-3
TEL.03-3869-5152
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/