袋からひょこっと顔を出す子カンガルー

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学名: Macropus giganteus

生息地:オーストラリア東部

双前歯目 カンガルー科

 

「袋」のある動物たち

カンガルーと同じ有袋類(メスのお腹に子どもが入る袋のある動物)のコアラ(上)とウォンバット(下)。どちらも袋は下向きでカンガルーとは逆。

 

袋のヒミツ

カンガルーの袋(育児のう)はメスにだけあります。袋の中は、子どもにとって過ごしやすい温度と湿度になっていて、中に乳首が4つあります。

生まれたての赤ちゃんは2~3㎝の大きさで、体重は1gしかありません。赤ちゃんは生まれてすぐお母さんの袋まで自力で登り、袋の中に入ります。そして4つのお乳のどれか1つに吸い付きます。するとお乳の先がふくらみ、赤ちゃんの口にぴったりはまって外れにくくなります。そのまま母乳を飲んで育った赤ちゃんは、2カ月ほど経って初めて乳首からはなれます。母乳の成分は、赤ちゃんの成長とともに大きく変化します。生後7カ月を過ぎると袋から顔を出すようになり、生後8カ月ほどで全身が袋から出るようになります。

優れたジャンプ力

カンガルーは長くて大きな足を活かした大ジャンプが得意です。距離でいうと約8m、高さは2mもジャンプすることができます。時速50㎞を超すこともあるほど、速いスピードで移動することも可能です。体重の軽いメスの方がオスよりもスピードが速く、ジャンプ力も優れているといわれています。

さっそうと飛びはねます!

このジャンプ力を生み出しているのが、長くてがんじょうな後ろ足です。後ろ足は筋肉がとても発達していて、人間でいう足の甲の部分が長くなっています。

動物園でも全力で飛びはねることがあるので、迫力あるカンガルーを観察できるかもしれません。

かなざわニュース

2月はバレンタイン

2月は1年で最も寒い季節です。動物園の動物を観察するとき暖かくして、かぜなど引かないようにお気を付けて。きっと寒い季節ならではの発見があると思います。

金沢動物園では2月のバレンタインにちなんで「動物たちのなかよし写真展」を開催します。感染症対策も万全にして、お越しくださいね。

 


写真提供:金沢動物園

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