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アズマヒキガエル
学名:Bufo japonicus formosus
無尾目 ヒキガエル科
生息地:平地から山地にかけての畑や林など

 

文化園で展示しているカエルの仲間

トウキョウダルマガエル
学名:Pelophylax porosus porosus
生息地:平地から低い山の田んぼや周辺の草原

ニホンアマガエル
学名:Dryophytes japonicus
生息地:平地から低い山の田んぼやその周辺

とても身近なカエル

井の頭自然文化園には野生のヒキガエルが生息しています。今年は3月18日に、「いきもの広場」の池で産卵しました。10日ほどでオタマジャクシになりましたが、この記事が読まれる5月にはすでに子ガエルになって、池から陸地にすみかを移していることでしょう。

ヒキガエルは「ガマガエル」とも呼ばれ、東日本にはアズマヒキガエル、西日本にはニホンヒキガエルが分布しています。どちらも住宅地や郊外の公園などでも見られるため、目にしたことのある人も多いと思いますが、昼間は物かげにひそんでいて、夜に動き回ってミミズや虫、クモなどを食べています。

ヒキガエルの卵

ヒキガエルが減っている!?

近年、各地でそのヒキガエルが減少しているという報告が数多く聞かれます。当園の「いきもの広場」での観察例も年々減ってきています。カモが卵やオタマジャクシを食べたり、カラスがカエルにいたずらしたりするのを見かけますが、減少している理由は、はっきりわかりません。

「いきもの広場」は子どもたちが身近な生き物を探したり、つかまえたりする体験ができる場所です。カエルが生息できる環境には、えさになる昆虫など多くの生き物が生息しています。これからも、子どもたちがオタマジャクシやカエルなどの生き物を身近に感じられるように、「いきもの広場」の環境を整えていきたいと思います。

「いきもの広場」観察の様子

いのかしらニュース

 

「いきもの広場」が生まれ変わります!

2012年にオープンした「いきもの広場」には、8年間で約3万人もの方々が訪れ、昆虫やクモ、カエル、トカゲなどの身近な生き物とのふれあいを楽しんでいただきました。そして今年のリニューアルでは、さらに多くの生き物と出会うことができるようになります。くわしくは、当園ホームページで。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

井の頭自然文化園
東京都武蔵野市御殿山1丁目17-6
TEL.0422-46-1100  
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/

 

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