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今年の夏も暑くなりそうだね。少しでもすずしく、快適に過ごすにはどうすればいいんだろう? 省エネも心がけながら、おうち時間をすずしく、快適にできる方法を紹介していくよ!
エアコンを上手に使おう
今年の6〜8月の東日本の平均気温は平年並か、平年よりやや高くになりそうだと、気象庁から発表されたよ。昨年の東京は猛暑日が12日、真夏日が54日も! 今年の夏も暑くなりそうだね。
さらに、今年も新型コロナウイルスの影響で、おうちで過ごす時間が増えそうだよ。暑い夏のおうち時間を少しでも快適にするには、どうすればいいんだろう?
部屋をすずしくするために、思いつくのはエアコン! ただ、エアコンは夏の日中の電力消費の半分以上をしめてしまうんだ。そのため、上手に使うことが大切だよ。
例えば、エアコンの温度を27℃から28℃へと1℃上げるだけで、地球温暖化の原因といわれているCO2を約14.8kgも減らすことができるよ(外気温度31℃のとき)。他にも、エアコンをつけるのを1日1時間短縮すると約9.2kg、フィルターを月に1回か2回掃除すると約15.6kgのCO2をそれぞれ削減できるよ。
熱の性質を理解しよう
また、熱は温度の高い方から低い方へと伝わる性質があるよ。そのため、日差しを受けて高温になったベランダや天井、かべなどから、温度が低い室内へと熱が伝わり、部屋の中は暑くなってしまう。部屋が暑いからと、エアコンの設定温度を下げてみても、それだけではなかなかすずしくならないのは、このためなんだ。大切なのが、熱の性質を理解し、予防と工夫をすることだよ。
①日差しは室外で防ぐ
②外の風を入れるなどして室内の熱をにがす
③打ち水をしたり、木を植えたりするなどして、家の周りを冷やす
④使っていないスイッチをオフにして、部屋の熱を減らす
これら4つのポイントを忘れず、暑い夏を快適に過ごそうね!
全国[13地点平均(※1)]日最高気温 35℃以上の年間日数(猛暑日)
グラフ(緑)は各年の年間日数を示す(全国13地点における平均で1地点あたりの値)。太線(青)は5年移動平均値、直線(赤)は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)を示す。
(※1)全国の13地点は、網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、銚子、境、浜田、彦根、多度津、名瀬、石垣島になります。都市化の影響が比較的小さく、長期間の観測が行われている地点から、地域的にかたよりなく選出しています。
東京管区気象台での猛暑日回数
私たちはなぜ“暑い”と感じるの?
人間の体は体内で発生した熱や外部から受けた熱をにがすために、あせをかくなどして放熱し、体の中心部分の温度は、冬も夏も約 37℃で一定に保たれているよ。でも、夏の暑い環境では、体温と周辺の気温が近付き、体内の熱を外へにがすのが難しくなるため、体内に熱がこもり、「暑い」と感じるんだよ。
暑さの原因と、暑さを感じる仕組みを知ろう!
また、人が感じる暑さは、気温だけでなく、湿度、風の強さ、日差しや高温化した路面などから放出される熱(赤外放射)のちがいに大きく影響されるよ。木かげでは日差しや路面からの赤外放射が少ないために、日なたよりすずしく感じるんだ。
屋外ですずしさを感じるには?
- 大きな樹木などの木かげに入る
- 日がさを使う
- ぼうしをかぶる
- ミストファンや冷却タオルなど、冷却グッズを使う
- 通気性の良い衣類を着る
省エネしながら、おうちをすずしくする!
省エネしながら室内をすずしくするには、どうしたらいいのかな? すずしくする方法を見ていこう!
どの部屋が一番すずしいか分かるかな? クーラーは使わないよ!
答えは③。緑のカーテンを設置するのが一番すずしいよ!
日除けを窓からはなしておくことで、窓の外側(ベランダやバルコニーなど)の空間がかげになり、室内がすずしくなるよ。また、すだれは緑のカーテンと同じような効果があるけれど、日除けに植物を利用するほうが、赤外放射がおさえられ、室内がよりすずしくなるんだ。
おうちをすずしくするには、日差しを上手にさえぎるのがポイント!!
もっとすずしくしたい!
- 外出時は昼間でもカーテンを閉める
- すだれや緑のカーテンを使って、窓の前にかげの空間を作る
- 温度計を室内と室外に設置し、外の方がすずしければ、窓を開けて室内に風を入れる(室内の熱をにがす効果もあり!)
- 朝晩のすずしい時間帯に打ち水をする
日の高いうちに打ち水をするなら、直射日光の当たらない部分に行おう!
[参考]