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ヤブイヌ
学名: Speothos venaticus
生息地:パナマ東部からブラジル、アメリカ北部の森林や草原
分類:食肉目 イヌ科

ヤブイヌの食事メニュー

野生のヤブイヌは、得意の泳ぎを活かして、自分より大きな獲物を水中まで追いつめて狩りを行います。のいち動物公園では、鳥肉、にわとりの頭、馬肉などを食事として食べています。

群れと狩りに適した体

ヤブイヌは水辺を好み、水の中を泳いだり、もぐったりすることが得意です。10頭程の群れで生活し、小さなほ乳類や鳥、魚などを食べて生活しています。指の間には水かき状の皮ふがあり、水ににげこんだ獲物を追いかける際に力を発揮します。

短い足と小さな耳は、やぶの中をくぐり抜けるのに適しており、せまいやぶや巣穴の中で敵と出合った際には、前を向いたまま後ろ向きに走れるといわれています。体長は55〜75㎝。体重は5〜7㎏。しっぽの長さは約13㎝です。

現在、野生のヤブイヌは、生息地の環境破壊や密漁などによる獲物の減少によって生息数が減少しており、希少な動物になりつつあります。

水の中で便利な、指の間の水かき状の皮膚

逆立ちをしてマーキング

のいち動物公園には、オスのカツマルがいます。開園30周年を記念して、2021年4月に神戸どうぶつ王国からやって来ました。来園当初はとても警戒していたカツマル。安心して生活できるように、カツマルのにおいが付いたものを置いておくなどして、そっと見守ってきました。今では少しずつ慣れてきて、ちょこちょこ走り回ったり、得意の潜水をしたりする姿を見ることができるようになりました。

ヤブイヌは、なわばりを示すために尿によるマーキングをするのですが、オスは片足を上げてするのに対し、メスは両足を上げて逆立ちをしてマーキングを行います。少しでも高い場所にマーキングすることで、広い範囲になわばりを示すことができるためです。

将来的にはおよめさん(メス)に来てもらい、家族での生活ができればと思っています。

展示場のプールで泳ぐカツマル

のいちニュース

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写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL.0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

 

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