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アメリカビーバー
学名: Castor canadenisis
生息地:北アメリカ
分類:げっ歯目 ビーバー科
世界で2番目に大きいネズミの仲間です。
ビーバーのマメ知識
ビーバーは足の間に油を出すところがあり、この油を前足で全身にぬることで、水をはじき、皮膚がぬれないようにします。また、毛に空気をふくませて空気の層を作ることで寒さを防ぎ、浮力を持たせる意味もあります。
水中で生活するのに適した体
アメリカビーバーは夜行性で、水中で生活するのに適した体をしており、後ろ足には水かきがあります。水にもぐったときに泥水などから目を保護するため、目には「瞬膜」があり、鼻と耳は閉じられるようになっています。しっぽは、泳ぐときのかじ取りや推進力になり、仲間に危険を知らせる役割もあります。3〜8頭ほどの家族で生活し、子どもは2才ほどで群れから自立していきます。体長は70~90㎝、しっぽの長さは20~35㎝、体重は10~30㎏ほどです。
野生のアメリカビーバーは、樹皮やスイレンなどの水生植物を食べます。のいち動物公園では、サツマイモなどの野菜類や桜などの木の枝をあたえています。
近くの森林から木を切り、泥や土を使ってダムを作り、川をせき止めます。水がたまって池ができると、外敵が進入できない場所にドーム状の巣を作ります。

のいち動物公園の2組のペア
体が小さくしっぽが細長いユズ(オス)13才と、しっぽが丸みを帯びているヤマモモ(メス)14才のペアは、午前中はほとんどねていますが、昼前になるとプールで泳いだり、倒木の樹皮をかじったり、たがいに毛づくろいなどをしています。 明るい茶色の体のソラ(オス)3才と、小さく真っ黒な体のあけび(メス)3才は、4月にペアになったばかりの新婚ホヤホヤ。2頭ともとても元気が良く、展示直後からプールで泳ぎ、展示場の倒木に登るなど、これまでのビーバーとはまったくちがった一面を見せてくれています。
この2ペアに繁殖を目指してがんばってもらいたいと思います。

のいちニュース
ようこそヤブイヌ園
今年の夏休み企画展は、のいち動物公園に新しく仲間入りした、ヤブイヌについて紹介します。ヤブイヌの生態や生息地、イヌ科の仲間など、ヤブイヌについて学んでみましょう!
【日時】 7月22日(木・祝)〜 8月31日(火)
【会場】 のいち動物公園 どうぶつ科学館1階
写真提供:高知県立のいち動物公園
高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL.0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/