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モモイロインコ
学名: Eolophus roseicapilla
英名: Galah
生息地: オーストラリア全域およびタスマニア島
分類: オウム目 オウム科
頭から腹部のピンク色があざやかなモモイロインコは、種子や果物を食べて生活しています。
さまざまな環境に適応して生育
オーストラリアやタスマニア島に生息する固有種で、生息場所は標高1,200m以下の林・草原・海岸地帯だけではなく、その近くの公園や農地にまでおよびます。英名のGalahは、ニューサウスウェルーズ州北西部のアボリジニ語の呼び名に由来し、体長は35~38㎝。背中や翼の上の方は灰色で、頭にはうすいピンク色をした冠羽があるのが特徴です。オスとメスは、ほとんど同じ色ですが、目の周りにある円盤状の膜は、オスが茶色、メスは赤色になっています。
地上で集団となってえさを探しますが、特に「つがい」は、いっしょに探すことが多く、一度「つがい」になると一生涯、行動を共にするといわれています。
繁殖期は1年中で、メスは最大で5個の卵を産み、卵が25日でかえった後、ひな鳥は約2カ月で巣立ちます。ひな鳥は、頭の模様がまだはっきりせず、胸や腹の部分には灰色の羽が混ざっています。

天王寺動物園の仲間たち
モモイロインコのシンセカイくん、ユカちゃん、テンシバくん、ナツコちゃんは、2019年に天王寺動物園の仲間になりました。
飼育員がスプーンに入った「鳩用配合飼料」をあたえるときは、テンシバくんが見守る中、食欲旺盛なユカちゃんが、真っ先にえさに飛びつく場面も。
1羽1羽にも個性があり、見ているだけで楽しくなりますよ!

天王寺動物園ニュース
母親にだかれる子どもルトン
5月21日(金)に生まれたフランソワルトンの赤ちゃんを紹介します。
産まれたての赤ちゃんは、写真のように赤い毛色をしていますが、日がたつにつれて大人と同じように黒い色に変化していきます。
みなさんも動物園に足を運んでいただき、毛色の変化を観察してみてください!
写真提供:天王寺動物園
天王寺動物園
〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修天王寺動物園