[スポンサーリンク]
クロツラヘラサギ
学名: Platalea minor
分類:ペリカン目トキ科
生息地:朝鮮半島、中国、ロシア、台湾、日本、香港、マカオ、ベトナム、カンボジア
クロツラヘラサギと同じトキ科の仲間たち
ホオアカトキ
英名:Northern Bald Ibis
学名:Geronticus eremita
クロトキ
英名:Black-headed Ibis
学名:Threskiornis melanocephalus
しゃもじのようなくちばしを持つ鳥
クロツラヘラサギは全身白い羽をした、全長約70㎝の鳥です。しゃもじのような黒いくちばしが特徴です。冬になると日本にも飛んできて、干潟で小魚やエビなどを食べて生活します。春になると朝鮮半島や中国に飛んで行き子育てをします。
水の中にくちばしの半分ほどを入れて首をふってえさを探し、見つけるとはさんで丸飲みします。まるで、くちばしにセンサーがついて、えさを探し当てているようです。

子育ての様子
毎年3月ごろになるとペアで行動するようになり、巣を作り始めます。そして木の枝で作った巣の中に3~4個の卵を産み、オスとメスが交代で卵を温めます。卵を温め始めて25日ほど経つと、白くふわふわのひなが孵化します。親は自分の食べたえさを半分ほど消化してはきもどし、口移しでひなにあたえます。ひなは約50日で飛べるようになり、他のクロツラヘラサギといっしょに行動します。その後3才くらいになるとペアになり、繁殖ができるようになります。

クロツラヘラサギのためにできること
野生のクロツラヘラサギは4,864羽(2020年世界一斉調査)といわれています。アジアの一部にしか生息しておらず、生息地の環境が悪化すると絶滅するおそれもあります。動物園では工夫して繁殖に取り組み、たくさんの人にクロツラヘラサギを知ってもらえるように活動しています。
たまニュース
「ライオンバス リニューアルオープン!!」
多摩動物公園では、約5年ぶりにライオンバスの運行が再開しました。新しいバスステーションでは、解説パネルでライオンについてくわしく知ったり、大きなガラス窓から広い放飼場を見わたしたりすることができます。さらに、ライオンバスに乗ると間近でライオンを見られるだけでなく、息づかいまでも感じられます。
写真提供:公益財団法人東京動物園協会
多摩動物公園
東京都日野市程久保7丁目1-1
TEL.042-591-1611
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/