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世界中で異常気象や自然災害の発生など、気候変動の影響が表れています。対策として、「緩和」と「適応」の2つが重要といわれています。どのような対策なのか、くわしく見てみましょう。

 

 気候変動があたえる影響

地球温暖化が進み、地球の平均気温が高くなったり、雪の降る量が減ったりしています。また、短時間に強い雨が降る回数も増えています。このように、地球上の気候が地球温暖化などによって変化していくことを、「気候変動」といいます。  

北海道でも、年間の平均気温が上がり続けており、これからも上がっていくと考えられています。このような気候変動は、私たちの食べる物や健康などにさまざまな影響をあたえるため、その対策として「緩和」と「適応」の2つが必要だといわれています。  

 

 「緩和」と「適応」どちらも大切

それでは、「緩和」と「適応」とは、どのような対策なのでしょうか。 

「緩和」:地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの排出をおさえること。
「適応」:気候変動の影響にあらかじめ備え、被害を少なくすることなど。  

温室効果ガスの排出を減らすためには、節電などの省エネや太陽光などの再生可能エネルギーの活用が効果的です。気候変動に備える「適応」については、図1でくわしく見てみましょう。  

 

 私たちにできる「適応」って?

気候変動への対策として、私たちの身近な所でも、さまざまな適応の取り組みが始まっています。では、私たち自身には、どんなことができるでしょうか? 左のページの、すぐに取り組める「適応」を参考に、みなさんも日々の生活をふり返って、どんな取り組みがあるか、自分にはどんなことができるか、考えてみてください。

 

すぐに取り組める「適応」を紹介!
今すぐできる、 私たちの「適応」

 

水を大切に!
地球温暖化によって、雨が降る日が少なくなる可能性が! 普段から水を大切に使おう。

自然災害に備える
一度に降る雨の量がものすごく増え、大型の台風が来ることも! 日頃から災害に備えよう。

熱中症予防
水分をこまめにとる、外では帽子をかぶるなど熱中症対策を!

すずしくする工夫
グリーンカーテンで夏の暑い日差しをさける。ヘチマやゴーヤなどのツル性の植物を育てながら、室内をすずしく! 打ち水もおすすめ。

情報をチェック!
天気予報や熱中症などの情報を、テレビやインターネットなどでチェックしよう。

虫さされに注意!
気温が上がると、寒い地域にいなかった虫が北上することが考えられる。デング熱など、病気を広めるカが北海道にも来る可能性も。

 

2021年 4月1日(木)開設
「北海道気候変動 適応センター」が できました!

 

北海道では、気候変動に「適応」するための情報を集め、提供する「北海道気候変動適応センター」を開設しました。産業・自然環境・自然災害・生活健康の4つの分野に力を入れ、地域の暮らしや環境に合わせた適応の取り組みを進めています。

北海道の適応の事例
気候変動により、余市町にワイナリーが急増!

 

画像:Occi Gabi Winery 出典:国立環境研究所 気候変動適応センター

>>>くわしくはYouTubeをチェック! A-PLAT〈気候変動適応情報プラットフォーム〉


監修:北海道環境生活部ゼロカーボン推進局気候変動対策課

 

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