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二ホンコウノトリ
学名:Ciconia boyciana
英名:Eastern White Stork
生息地:中国東北部、アムール・ウスリー地方、朝鮮半島、日本
分類:コウノトリ目 コウノトリ科
コウノトリ界「伝説のお母さん」のリコとオスのユキムラ
「クラッタリング」で コミュニケーション
ニホンコウノトリは、黒く、とがった長いクチバシが特徴的な、アジア圏に生息している大型の鳥類で、おたがいのコミュニケーションを取るために、上下のくちばしをたたき合わせて、カスタネットのような音を出す「クラッタリング」という行動をします。
オスの体の方が少し大きいのですが、見分けるのが難しく、春~初夏にかけて、電柱や山間部で木の枝を運んで巣をつくります。また、主に田んぼや沼地などに飛来し、カエル・魚・昆虫などを食べて生活しています。

国内最高齢での産卵という新たな記録を作った「リコ」
天王寺動物園では3羽のコウノトリを飼育しています。1羽はバックヤードで飼育していますが、そのうちオスの「ユキムラ」、メスの「リコ」のペアを見ることができます。
リコから産まれた卵からは、たくさんのひなが、ふ化し、日本全国で生活しています。リコはニホンコウノトリ界の「伝説のお母さん」で、国内最高齢での産卵という新たな記録を作ったばかり!ぜひ、見に来てください。

野生復帰を目指す天王寺動物園の取り組み
その昔、日本にもたくさんのコウノトリがすんでいましたが、田んぼが道路に変わり、家を建てるために山の木を切り倒してしまったため、数が激減。野生で生息しているコウノトリは一度、絶滅してしまいました。そこで動物園で飼育している個体を繁殖させ、野生復帰を目指す取り組みが始まり、現在では数百羽まで数を増やすことができました。
天王寺動物園ニュース
フンボルトペンギンの「ケン」
南アメリカの海岸沿いに生息しているペンギンで、2021年4月30日に生まれた、フンボルトペンギンのひなです。「ケン」という名前ですが、性別は現在不明。ひなのときには模様がありませんが、来年の換羽が終われば、大人と同じように胸と顔に黒い帯模様が出てきます。
写真提供:天王寺動物園
天王寺動物園
〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修天王寺動物園