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エコチル北海道版8月号に掲載した「昆虫食でSDGsを考えよう!」を読んだ子からのおたよりに、SDGs博士が答えるよ。同じように感じた子もいたかな? ぜひ読んでみてね!
エコチル北海道版8月号
「昆虫食でSDGsを考えよう!」の内容
食糧生産のための環境への負荷が少ないことから、SDGsにつながる食材としても注目されている昆虫食を紹介。将来的に必要な食糧が不足する心配があるため、次世代食品として考えられている。
Q. 昆虫を食べたらかわいそう! 食べるために昆虫をつかまえたら、 自然がみだれると思います。
A. 昆虫食が、自然や生き物を守ることにつながるんだよ。
大事な意見をどうもありがとう! 昆虫や自然をとても大切に思う気持ちが伝わってきたよ。どうして昆虫食が注目されているのか、くわしく説明するね。
今、地球は温暖化による気候変動や、世界的な人口の増加など、大きな問題に直面しているよ。2050年ごろには、世界の人口が100億人近くにも増え、今と同じような食生活を続けていては、食糧が足りなくなるかもしれないんだ。
食糧を確保しながら、地球環境も守るためにはどうしたらいいだろう。そのための手段の1つとして、「昆虫食」が考えられているよ。私たちがよく食べるウシやブタ、ニワトリなどのように、昆虫も計画的に育てることができる。記事で紹介した商品も、自然にいる昆虫ではなく、人工的に繁殖させたものなので、自然には影響しないんだよ。
ウシやブタなどの家畜には大量のえさが必要で、そのためにエネルギーや水などの資源をたくさん使う。一方、昆虫は少ない資源で育てられるので、環境にあたえる影響も少なくてすむ。それはつまり、自然に生きる昆虫や植物などの生き物を守ることにつながるよ。
豊かな地球や自然を守っていくために、私たちの「食」がどうあるべきか、とても難しい問題だけどみんなも考えてみてね。
エコチル編集部