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野間馬
学名:Equus caballus ‘noma’ (domestic)
英名:Noma Horse
生息地:愛媛県今治市
分類:奇蹄目 ウマ科
採血のトレーニングをする福くん
日本在来馬の 野間馬「誕生秘話」
野間馬は、主に野間(愛媛県今治市)で飼育されている、体高110~120㎝、体重は約160㎏の日本在来馬の中で一番小さな馬です。体に対して頭が大きく、ずんどうで、たてがみが多く、毛色は栗毛や鹿毛が多いのが特徴です。
江戸時代に、松平定行というお殿様が農家に馬の繁殖を命じ、体高121㎝以上の馬は合戦のために買い取られ、それより小さな馬は農家に無償で返されました。その結果、農家では小さな馬同士で繁殖が進み、野間馬が誕生したといわれています。

毎日欠かせない“お手入れ” お散歩で運動不足を解消!
天王寺動物園の福(23歳・オス)は、乾草や青草などの葉っぱを中心に、リンゴなどの果物も食べて暮らしています。馬は、私たちでいう中指1本だけで立っているのですが、その先端には蹄という、つめのような器官が付いています。
このつめの間に、ごみや土がつまってしまうと、病気の原因となる可能性があるため、毎日そのよごれをかき出す「裏掘り」というお手入れが欠かせません。その他にも、健康管理のために、蹄の水分の出入りを防ぐ「蹄油」をぬったり、ブラッシング、検温、目薬や採血のトレーニングなどをしたりしています。
夕方には、運動不足解消のため、園内を半周から1周ほど散歩します。お散歩中は近づきすぎるとびっくりしてしまうので、優しく見守ってくださいね。

天王寺動物園ニュース
ナルくん、お誕生日おめでとう!
エランドのナルくんが、8月27日(金)で1才になりました!
今では、母親のルナに勝負をいどむこともあるほど、身体が大きくなりました。首の胸垂と呼ばれる皮ふの垂れ下がりや、角も際立ってきています。今まさに成長中のナルくんを、みなさんで温かく見守ってください。
写真提供:天王寺動物園
天王寺動物園
〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修天王寺動物園