円山動物園だより|今月の動物:シマフクロウ

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円山動物園の飼育員さんが、動物や動物園、自然について紹介するコーナーです

『シマフクロウ』

フクロウ目/フクロウ科
【生息地】 北海道、ロシア、中国

円山動物園にはオス1羽とメス1羽、不明1羽がいます。

自然破壊による絶滅の危機

北海道の広大な森で暮らすシマフクロウは、つばさを広げると約180cmもある世界最大級のフクロウです。アイヌ語で「コタンコロカムイ(村の守り神)」と呼ばれ、昔から敬われてきました。

国の天然記念物にも指定されているシマフクロウは、絶滅が心配されています。体が大きいため、巣を作るには樹齢数百年もの大きな木が必要です。しかし、開発により大きな木が減り、森が分断され、大きな魚が豊富にとれる豊かな川もなくなってきています。さらに、車などにぶつかる事故や、人が森に入ったために親がにげて、ひなが育たないなどの原因が重なり、野生では約165羽まで数が減ってしまいました。

ふ化後推定25日のひな(左)

円山動物園で初めてひなが誕生!

国は木に大きな巣箱を付け、池を作って魚を放すなどの保護活動を行っています。その結果、生まれるひなの数が年々増えてきました。円山動物園でも、2014年から繁殖活動に取り組み、繁殖のためには、えさの質を上げることが重要と考え、2018年から生きた魚をあたえ始めました。さらに今年は、特に体力が必要な繁殖期には、たっぷりと食べられるように用意しました。そのかいもあって、今年初めて繁殖に成功し、4月に1羽のひなが誕生しました。アイヌ語で「温かい」という意味の「ポッケ」と名付けられ、生後約6カ月となる現在では親とほぼ同じ大きさまで成長しています。

一度繁殖に成功しても、続けて繁殖することは難しいといわれています。将来的には野生にかえすことを目標に、今後も研究を続けながら繁殖に取り組みます。

羽はふわふわ。ふ化後推定52日
初めて巣箱の上に登れた日

 

まるやまニュース     

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動物の飼育体験を通して、動物の魅力や動物園の役割を学ぼう!

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【募集締切】 12月10日(金)必着
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教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q. 動物を楽しませるために、何か工夫をしているの?

A.  動物園の動物は野生動物とはちがい、えさをとったり探したりする必要がなく、退屈で変化がない毎日になりがちです。動物園では、他の動物のにおいが付いた物やおもちゃをあげたり、えさの回数やあげ方を変えたりして、環境に変化をあたえています。例えば、ハイエナのえさを土の中にかくすことで、獲物をほり出して食べるハイエナ本来の姿を引き出し、健康で幸せな暮らしができるようにするなど、日々工夫をしています。

 


協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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